














木彫のお不動様。
木片を鑿ひとつでザクザクと火炎まで一気に削り出し仕上げた造形。こんなに薄作りで板状のお不動様、初めて目にしました。非常にユニークで珍しいお姿かと。お不動様のお顔も厳しさというよりは素朴な愛らしさに溢れ、民に寄り添う頼りになる兄貴!という雰囲気でしょうか。
夕刻の撮影時、火炎に夕陽がサッと当たった瞬間の陰影がハッとする程美しかった。スポットライトを当て上手く演出されたらまた雰囲気変わるかと思います!
江戸時代〜 新潟・小千谷
火炎や台座部の所々、お不動様の首辺りと腰の帯に小さな欠けございます。台座の縁にホゾが切られ、何かに固定していた際の接着剤の痕も見られます。写真でよくご確認下さい。自立はしません!
サイズ : H32cm W13cm D3cm