














パルティア(紀元前247年ー紀元後224年)は古代イランの王朝。
紀元前3c半ばに中央アジアの遊牧民の族長アルサケス1世により建国され、紀元前1cの時代以降、現在のイラク、トルコ東部、イラン、トルクメニスタン、アフガニスタン西部、パキスタン西部にあたる西アジアの広大な範囲を支配下に置いた。パルティアの支配地は地中海のローマと、中国の漢朝の間の交易路であるシルクロード上に位置していた関係上、交易と商業の中心地として隆盛を極めた。パルティア王朝の歴史は不明瞭な部分が多く、王朝自身が遺した資料は極めて乏しく、散在する楔形文字粘土板文書、碑文、ドラクマ貨、羊皮紙文書などが僅かに遺されるのみ。後のイスラム時代のイランではパルティアの歴史の大部分は忘れ去られ大雑把で不正確な記録しか残されておらず、その歴史のほとんどはギリシアやローマ、中国の漢王朝などの外国の記述により残されたものが大半。
古代イラン・パルティア王国のものとして伝承されてきた、ゴールドビーズ。
パルティアの特産品としてシルクロードを通して各地に輸出されました。これらを身に付けることが出来る人物は限られていたであろうし、鋳つぶし代々子孫へと受け継がれていくこともあったであろう。
技術の粋を集めたネックレスやペンダントヘッド。当時の熟達した技術が窺い知れます。様々な年代、そして近隣諸国で生産されたもの、金の純度などにも違いのあるものも混在しているものと思われます。金の純度が高く柔らかなのでしょう。粒金やゴールドビーズが潰れて破れている箇所もございます。(写真をズーム、拡大してご確認下さい!)
丸環などの留め金と繋ぎの白い石(ブラジル産シトリン)は現代のものを使用し、ネックレスに仕立てました。
伝.パルティア王朝 紀元前後
全体的に経年による傷み、擦れ、くすみ、汚れなどはございます。考古品の特質としてご理解の上ご注文いただけましたら幸いです。ゴールドビーズの中には金の含有量が高く、柔らかく潰れやすいものも多く含まれておりますのでお取扱いの際には充分にご注意下さい。考古品に付き、細かな点が気になる方、完璧な状態のお品をお求めの方はご遠慮下さいませ!
全長: 52cm
留め金まで含めた全重量: 15.5g
ディスプレイケース: 縦20cm、横15cm