













SOLD OUT
一畳敷/183.5×89cm/木綿/草木染
堺段通は大阪南部の堺市付近で生産された段通。
赤穂段通が国内向け中心であったのに対し主に海外への輸出向けとして生産されました。赤穂とは異なり堺段通は色のバリエーションが豊富。緯糸に再生糸を用い、赤穂段通と比べるとコシが無く柔らかいのも特徴。
赤穂段通と堺段通にはしばしば共通した文様がみられ、こちらの網利剣文もそのひとつ。
中央の剣と縁の矢羽で「成敗」を、網で「一網打尽」を表現。魔を祓う利剣と矢羽、幸を捕える網に特別なストーリーが込められている。別名「忠臣蔵」とも呼ばれ、赤穂の名家などでは師走に敷かれた人気の柄。
こちらのものは明治〜大正期のものと推定される貴重な堺古段通。「アールデコ・カーペット」とも呼ばれ、欧米のオークションなどでも大人気のタイプ。
時代段通ということもあり、ご覧の通り全体的に経年使用による擦れや染み・色抜けは見られますが、目立った傷みやほつれも少なく、水洗いも済ませてありますので敷いては勿論、壁に掛け雰囲気作りにとまだまだ充分にお楽しみいただけることかと。言うまでもなく古家具や古物との相性は抜群!(最後の写真は参考までに古物と段通を合わせた時のイメージ・ショット。木彫神馬は商品には付属しません!)